不動産を売却する際に、まず気になるのが「いくらで売れるのか」という査定額です。今、多くの方が利用しているのが、大手不動産ポータルサイトが提供する一括査定サービス。なかでも人気なのがLIFULL HOME’SとSUUMOの査定サービスです。どちらも大手が運営する信頼性の高いサービスですが、それぞれに特徴があります。この記事では、両サービスを徹底比較し、あなたの不動産売却に最適なサービスを見つける手助けをします。
LIFULL HOME’SとSUUMOの基本情報
不動産売却を考え始めたとき、まず知っておきたいのが各サービスの基本的な情報です。運営会社の信頼性や対応エリア、提携している不動産会社の数など、サービス選びの基本となる情報を見ていきましょう。
運営会社と特徴
LIFULL HOME’Sは株式会社LIFULLが運営する不動産情報サイトです。もともとは「HOME’S」という名称でしたが、2017年に社名変更に伴い現在の名称になりました。不動産情報サイトとしては国内最大級の規模を誇り、物件検索だけでなく、様々な不動産関連サービスを提供しています。
一方のSUUMOは、リクルート社が運営する不動産情報サイトです。リクルート住まいカンパニーとして長年培ってきた不動産情報の知見を活かし、雑誌からウェブへと展開してきました。「スーモ」の愛称で親しまれ、テレビCMなどでの認知度も高いサービスです。
両社とも上場企業が運営する信頼性の高いサービスであり、個人情報の取り扱いも厳格に行われています。
対応エリアと物件タイプ
対応エリアについては、両サービスとも全国をカバーしています。ただし、地方の過疎地域などでは提携不動産会社が少ない場合もあるため、お住まいの地域によって利用しやすさに差が出ることがあります。
物件タイプについては、以下のような種類に対応しています。
| 物件タイプ | LIFULL HOME’S | SUUMO |
|---|---|---|
| マンション | ○ | ○ |
| 一戸建て | ○ | ○ |
| 土地 | ○ | ○ |
| 投資用物件 | ○ | ○ |
| 事業用物件 | ○ | △(一部対応) |
LIFULL HOME’Sは事業用物件にも対応しているのが特徴で、店舗や事務所などの売却を考えている方にも利用しやすいサービスとなっています。SUUMOも基本的な物件タイプには対応していますが、事業用物件については一部のエリアや不動産会社に限られる場合があります。
提携不動産会社数
提携不動産会社の数は、査定結果の多様性や選択肢の広さに直結する重要な要素です。
| サービス名 | 提携不動産会社数 |
|---|---|
| LIFULL HOME’S | 約1,500社 |
| SUUMO | 約1,300社 |
LIFULL HOME’Sの方が若干多い提携不動産会社数となっていますが、両サービスとも十分な数の不動産会社と提携しており、複数の査定結果を比較することができます。ただし、地域によって提携している不動産会社は異なるため、お住まいの地域で実際に利用できる不動産会社数は変わってきます。
査定依頼の流れを比較
実際に査定を依頼する際の手順や必要な情報、使いやすさなどを比較してみましょう。サービスの使い勝手は実際に利用する際の重要なポイントです。
LIFULL HOME’Sの査定依頼手順
LIFULL HOME’Sの査定依頼は、シンプルで分かりやすい流れになっています。
まず、公式サイトの「不動産売却査定」ページにアクセスします。そこで物件種別(マンション、一戸建て、土地など)を選択し、物件の所在地や面積などの基本情報を入力します。次に、氏名や連絡先などの個人情報を入力して送信すれば完了です。
入力項目はシンプルで、必要最低限の情報だけで査定依頼ができるのが特徴です。物件情報の詳細については、後から不動産会社とのやり取りの中で伝えることができます。
査定依頼から結果が届くまでの期間は、通常1〜3日程度です。急いでいる場合は、即日に連絡がくることもあります。
SUUMOの査定依頼手順
SUUMOの査定依頼も基本的な流れは同じですが、いくつか特徴的な点があります。
SUUMOの公式サイトから「不動産売却」ページに進み、「無料一括査定」を選択します。物件種別と所在地を入力した後、物件の詳細情報を入力していきます。SUUMOの特徴は、この詳細情報の入力項目が比較的多いことです。築年数や間取り、リフォーム履歴など、より詳しい情報を入力できるようになっています。
最後に個人情報を入力して送信すれば完了です。査定結果は通常2〜4日程度で届きます。
入力項目の違い
両サービスの入力項目を比較してみましょう。
| 入力項目 | LIFULL HOME’S | SUUMO |
|---|---|---|
| 物件種別 | ○ | ○ |
| 所在地 | ○ | ○ |
| 面積 | ○ | ○ |
| 築年数 | △(任意) | ○ |
| 間取り | △(任意) | ○ |
| リフォーム履歴 | × | ○ |
| 売却理由 | × | ○ |
| 売却希望時期 | △(任意) | ○ |
SUUMOの方が入力項目が多く、より詳細な情報を入力できるようになっています。これにより、より正確な査定結果が期待できる反面、入力の手間は増えます。一方、LIFULL HOME’Sはシンプルな入力項目で手軽に依頼できるのが特徴です。
査定結果の受け取り方
査定依頼後、どのように結果を受け取るのか、その方法や特徴について見ていきましょう。
LIFULL HOME’Sの場合
LIFULL HOME’Sでは、査定結果は主に以下の方法で受け取ることができます。
- 電話での連絡
- メールでの連絡
- マイページでの確認
基本的には、提携不動産会社から直接電話やメールで連絡が来るケースが多いです。各社から個別に連絡が来るため、複数の不動産会社に依頼した場合は、それぞれから別々に連絡が来ることになります。
また、LIFULL HOME’Sでは「マイページ」機能があり、そこで査定結果をまとめて確認することもできます。ただし、すべての不動産会社がマイページに結果を反映するわけではないため、完全に一元管理できるわけではない点に注意が必要です。
SUUMOの場合
SUUMOでも基本的な結果の受け取り方は同様で、電話やメールでの連絡が中心です。SUUMOの特徴は、査定結果をまとめて確認できる「査定結果一覧表」がメールで送られてくることです。これにより、各社の査定額を一目で比較することができます。
ただし、詳細な査定理由や条件などについては、やはり各不動産会社との個別のやり取りが必要になります。
匿名査定オプションについて
両サービスとも、通常は氏名や連絡先などの個人情報を入力する必要がありますが、「匿名査定」というオプションも用意されています。
| サービス名 | 匿名査定オプション | 特徴 |
|---|---|---|
| LIFULL HOME’S | あり | 物件情報のみで概算査定が可能 |
| SUUMO | あり | 「机上査定」として提供 |
匿名査定を利用すると、個人情報を入力せずに概算の査定額を知ることができます。ただし、正確性は通常の査定に比べて劣る点に注意が必要です。また、不動産会社からの営業連絡を避けたい場合にも有効なオプションです。
利用者の口コミと評判
実際に両サービスを利用した方々の声を見ていきましょう。ただし、個人の体験に基づく意見であり、地域や時期、対応した不動産会社によっても評価は異なる点に留意してください。
LIFULL HOME’Sの評判
LIFULL HOME’Sの利用者からは、シンプルで使いやすいインターフェースが評価されています。特に、初めて不動産売却を考える方にとって、分かりやすい手順で査定依頼ができる点が好評です。
また、提携不動産会社の数が多いため、様々な会社から査定結果を得られる点も評価されています。ただし、その分、査定依頼後の営業電話やメールが多くなるという声もあります。
SUUMOの評判
SUUMOについては、詳細な物件情報を入力できるため、より正確な査定結果が得られるという評価があります。また、査定結果一覧表で各社の査定額を比較しやすい点も好評です。
一方で、入力項目が多いため、手間がかかるという意見もあります。特に、売却を検討し始めたばかりの段階では、詳細な情報をすべて把握していないケースもあるでしょう。
サービス満足度の比較
総合的な満足度を比較すると、両サービスともに高い評価を得ていますが、利用目的や優先事項によって適したサービスは異なります。
| 評価ポイント | LIFULL HOME’S | SUUMO |
|---|---|---|
| 使いやすさ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 査定結果の正確性 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 不動産会社の多様性 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 査定結果の見やすさ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 営業連絡の適切さ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
それぞれのサービスの強み
両サービスにはそれぞれ独自の強みがあります。ここでは、各サービスならではのポイントを詳しく見ていきましょう。
LIFULL HOME’Sならではのポイント
LIFULL HOME’Sの最大の強みは、そのシンプルさと使いやすさです。特に、不動産売却が初めての方や、まだ売却を本格的に検討していない段階の方にとって、気軽に利用できるサービスとなっています。
また、「不動産売却の窓口」というサポートサービスも提供しており、不動産会社選びや売却プロセス全般についてのアドバイスを受けることができます。不動産のプロに相談しながら売却を進めたい方には心強いサービスです。
さらに、事業用物件にも対応している点も大きな特徴です。店舗や事務所、工場などの事業用不動産を売却したい事業者の方にも利用しやすいサービスとなっています。
SUUMOならではのポイント
SUUMOの強みは、詳細な物件情報を入力できることによる査定結果の正確性です。特に、すでに売却を決めていて、できるだけ正確な査定額を知りたい方には適しています。
また、査定結果一覧表によって各社の査定額を比較しやすい点も大きなメリットです。複数の不動産会社から届く査定結果を自分で整理する手間が省けます。
さらに、SUUMOは「住まい」に関する総合的な情報サイトとして、売却だけでなく購入や賃貸、リフォームなど幅広い情報を提供しています。売却後の住み替えも考えている方にとっては、一つのサイトで様々な情報を得られる利便性があります。
注意点とデメリット
どちらのサービスを利用する場合も、いくつか注意すべき点があります。ここでは、利用する際の注意点やデメリットについて解説します。
個人情報の取り扱い
一括査定サービスを利用する際、最も気になるのが個人情報の取り扱いです。両サービスとも、入力した個人情報は提携不動産会社に提供されることになります。そのため、査定依頼後は複数の不動産会社から連絡が来ることを覚悟しておく必要があります。
個人情報の取り扱いについては、両サービスともプライバシーポリシーを設けており、適切に管理されています。ただし、提供された個人情報が各不動産会社でどのように扱われるかについては、各社のポリシーによります。
心配な場合は、前述の「匿名査定」オプションを利用するか、連絡可能な時間帯を指定するなどの対策を取ることをおすすめします。
しつこい営業への対処法
一括査定サービスを利用した後によく聞かれるのが、「しつこい営業電話がかかってくる」という声です。これは、複数の不動産会社に一度に査定依頼をするという一括査定の特性上、ある程度は避けられない面があります。
対処法としては、以下のような方法があります。
- 連絡可能な時間帯を指定する
- 希望の連絡方法(電話かメールか)を明記する
- 査定依頼時に「検討段階である」ことを伝えておく
- 不要な営業には丁寧にお断りする
また、両サービスとも、しつこい営業があった場合は運営会社に報告できる仕組みがあります。悪質なケースでは遠慮なく報告することも大切です。
どちらを選ぶべき? 向いている人の特徴
ここまで両サービスの特徴や違いを見てきましたが、結局どちらを選ぶべきなのでしょうか。ここでは、それぞれのサービスに向いている人の特徴を整理します。
LIFULL HOME’Sが向いている人
LIFULL HOME’Sは、以下のような方に特におすすめです。
- 不動産売却が初めての方
- まだ売却を本格的に検討していない段階の方
- シンプルで使いやすいサービスを求める方
- 事業用物件を売却したい方
- 専門家のサポートを受けながら売却を進めたい方
特に、「とりあえず今の物件がいくらくらいで売れるのか知りたい」という段階の方には、手軽に利用できるLIFULL HOME’Sが適しているでしょう。
SUUMOが向いている人
一方、SUUMOは以下のような方におすすめです。
- すでに売却を決めていて、正確な査定額を知りたい方
- 物件の詳細情報をしっかり把握している方
- 査定結果を比較しやすい形で受け取りたい方
- 売却後の住み替えも同時に検討している方
- より詳細な情報入力ができる手間を惜しまない方
物件情報をしっかり把握していて、できるだけ正確な査定結果を得たい方には、SUUMOの詳細な入力項目が活かせるでしょう。
両方利用するメリット
実は、両方のサービスを併用するという選択肢もあります。両方のサービスを利用することで、より多くの不動産会社から査定結果を得ることができ、より幅広い選択肢の中から最適な不動産会社を見つけることができます。
特に、売却価格を少しでも高くしたいと考えている方は、できるだけ多くの不動産会社に査定を依頼することで、高値をつけてくれる会社を見つけられる可能性が高まります。
ただし、その分、営業連絡も増えることになるため、対応する時間と心の準備は必要です。時間に余裕がある方や、じっくりと不動産会社を比較検討したい方には、両方のサービスを利用する方法がおすすめです。
注意点とデメリット
どちらのサービスを利用する場合も、いくつか注意すべき点があります。ここでは、利用する際の注意点やデメリットについて解説します。
個人情報の取り扱い
一括査定サービスを利用する際、最も気になるのが個人情報の取り扱いです。両サービスとも、入力した個人情報は提携不動産会社に提供されることになります。そのため、査定依頼後は複数の不動産会社から連絡が来ることを覚悟しておく必要があります。
個人情報の取り扱いについては、両サービスともプライバシーポリシーを設けており、適切に管理されています。ただし、提供された個人情報が各不動産会社でどのように扱われるかについては、各社のポリシーによります。
心配な場合は、前述の「匿名査定」オプションを利用するか、連絡可能な時間帯を指定するなどの対策を取ることをおすすめします。
しつこい営業への対処法
一括査定サービスを利用した後によく聞かれるのが、「しつこい営業電話がかかってくる」という声です。これは、複数の不動産会社に一度に査定依頼をするという一括査定の特性上、ある程度は避けられない面があります。
対処法としては、以下のような方法があります。
連絡可能な時間帯を指定する方法があります。多くの不動産会社は指定された時間帯に連絡をするよう努めてくれます。また、希望の連絡方法(電話かメールか)を明記しておくと、自分の都合の良い方法で連絡を受けることができます。
査定依頼時に「まだ検討段階である」ことを伝えておくのも効果的です。売却の意思が固まっていないことを伝えておくと、無理な営業を控えてくれる会社も多いです。
それでも不要な営業が続く場合は、丁寧にお断りすることが大切です。「他社に依頼することに決めました」「もう少し検討したいので、こちらから連絡します」など、はっきりと伝えましょう。
また、両サービスとも、しつこい営業があった場合は運営会社に報告できる仕組みがあります。悪質なケースでは遠慮なく報告することも大切です。
どちらを選ぶべき? 向いている人の特徴
ここまで両サービスの特徴や違いを見てきましたが、結局どちらを選ぶべきなのでしょうか。ここでは、それぞれのサービスに向いている人の特徴を整理します。
LIFULL HOME’Sが向いている人
LIFULL HOME’Sは、以下のような方に特におすすめです。
不動産売却が初めての方には、シンプルな入力項目と分かりやすい流れが魅力です。まだ売却を本格的に検討していない段階の方も、手軽に概算価格を知ることができます。
シンプルで使いやすいサービスを求める方には、直感的な操作性が評価されています。また、事業用物件を売却したい方にも対応しているのが特徴です。
さらに、専門家のサポートを受けながら売却を進めたい方には、「不動産売却の窓口」というサポートサービスが役立ちます。
特に、「とりあえず今の物件がいくらくらいで売れるのか知りたい」という段階の方には、手軽に利用できるLIFULL HOME’Sが適しているでしょう。
SUUMOが向いている人
一方、SUUMOは以下のような方におすすめです。
すでに売却を決めていて、正確な査定額を知りたい方には、詳細な入力項目による精度の高い査定が魅力です。物件の詳細情報をしっかり把握している方も、その情報を活かした査定が可能です。
査定結果を比較しやすい形で受け取りたい方には、査定結果一覧表が便利です。また、売却後の住み替えも同時に検討している方には、総合的な住まい情報が揃っている点がメリットです。
より詳細な情報入力ができる手間を惜しまない方には、SUUMOの丁寧な査定プロセスが向いています。
両方利用するメリット
両方のサービスを併用することで、より多くの不動産会社からの査定結果を得られます。これにより、市場価格の幅をより正確に把握することができ、最終的な売却価格の交渉にも役立ちます。
特に高額な物件や人気エリアの物件を売却する場合は、できるだけ多くの査定結果を比較することで、より有利な条件を引き出せる可能性が高まります。
ただし、両方利用すると営業連絡も増えるため、時間に余裕を持って対応できる方におすすめです。
まとめ
LIFULL HOME’SとSUUMOは、どちらも信頼性の高い不動産売却査定サービスです。LIFULL HOME’Sはシンプルさと使いやすさが特徴で、初めての方や手軽に査定を依頼したい方に向いています。一方のSUUMOは、詳細な情報入力による正確な査定結果が魅力で、本格的に売却を考えている方に適しています。
どちらを選ぶにしても、複数の不動産会社から査定結果を得ることで、より適正な価格での売却が期待できます。自分の状況や優先事項に合わせて、最適なサービスを選びましょう。
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